久松農園オフィシャルサイト | Blog
久松農園(HISAMATSU FARM)筑波山と霞ヶ浦に挟まれた、茨城県南部の土浦市(旧新治村)で、1999年より有機農業を営んでいます。寒すぎず、暑すぎないこの地では、四季を通じて野菜を露地(屋外)で栽培することが出来ます。私たちは、季節の中で育まれる、年間50種類以上の野菜を、お客様に直接お届けしています。代表:久松達央
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愛農学園に行ってきました

10 2月 in Blog

2/4-5と三重の愛農学園に行ってきました。全寮制の農業高校で、全国唯一の私立校です。特に有機農業者の間では広く知られています。今回は卒業生や一般公募の農業者向けの講座の講師として呼んで頂きました。 50年余りの歴史を誇る学園ですが、リニューアルが進んでいて、建物は明るく機能的でした。図書室が素晴らしい。栽培本から文学全集まで揃っていました。ここで一年は飽きずに暮らせそう。 今回呼んでくれた舞鶴の添ちゃん。僕が農業を始めた頃にちょうど隣町で研修していた友人です。直接会うのは実に17年ぶり。元気でした。 今回のメインは株式会社土佐百の畑俊八さんの栽培講座。とてもお世話になっている農家です。農業者としてこの人と同じ時代を生きられることを僕は幸せに思っています。 「栽培OSの変化〜根拠ある栽培技術習得について」と題した2時間のお話は、多岐に渡り、深いものでした。興味がある人はリンク先の動画をぜひご覧下さい。畑さんは優れた栽培者ですが、特に育成者として突出していると僕は思っています。 夜は農園の肉や野菜をふんだんに使った料理を振る舞って頂きました。美味い! 夜は畑さんとの対談(写真がない。。)。 今年はオーガニック元年だそうで(笑)。ひねくれ者の僕は、そんな流れに乗っかってもなぁと思ってしまいますが、有機ギョーカイはたまに畑さんのような優れた人材を排出するのもまた事実。入口としては大変魅力的だが、道に迷うと出られなくなる洞窟である、という畑さんの言葉を手がかりに、一同で現代の有機農業の意味を考えました。ひと言でまとめられる物ではありませんが、僕にとって有機農業は栽培技術ではなく、作物に向き合う姿勢を意味するのだろうと再認識しました。こういうことを言うのも恥ずかしいですが。 翌日は圃場に出て畑さんの講座。皆真剣に聞き入っています。土づくりは畜産堆肥をぶっこむ事ではない。当たり前のことですが、「古い有機農業」の手法で失敗して苦しんでいる人がたくさんいます。科学の視点を取り入れないと先がありません。 最後に僕から販売について話をしました。皆さん、少しは参考になったでしょうか。   いい出会いも頂き、持ち帰るものの多い旅でした。 畑さん、添ちゃん、ありがとう! ...

描け!

28 1月 in Blog

いわゆる事務処理能力は筋力だと思います。 地頭がよくないとできないような抽象度の高い思考が必要とされる場面は相対的には少なく、労働時間の大半はやっつけ仕事に費やされるのではないでしょうか?...

北海道Rootsに嫉妬した話

27 1月 in Blog

      親しい友人うちやま農園のウッチーから、勉強会仲間北海道Rootsの話は以前から聞いていました。メンバーの方の農園を訪問したことはあるのですが、一緒にいるところは初めてでした。 地域もやっていることもバラバラなのですが、「その売上はどうなのか?」「それはたまたまできただけじゃないの?」などと互いに指摘し合う姿を見て、心底うらやましく思いました。向上心と信頼の両方があってはじめて成り立つ会話。よきライバル。 僕は農内外に多くの友人がいるし、野菜を買ってくれるのはいいお客さんばかりだし、素晴らしいスタッフが次々に集まってくるという大変恵まれた環境で仕事が出来ています。が、痛いところをズバズバ指摘してくれる仲間が周りにいるかというと、そうでもない。フラットな関係を周りにつくってこなかった自分のせいなのですが、嫉妬しました。 というお話。 ...