in every corner

in every corner

自宅からの眺めです。手前はソラマメにかけていたネットを剥がしているところ。その奥には人参が二口蒔いてあり、その奥はこれからズッキーニ、とうもろこしなどが植えられる予定です。

先日、なかむらグループのキッチンナカムラに久々に伺いました。オープンキッチンでキビキビと調理されていくお料理を楽しみながら、お店のベテランと広尾にある系列店の話になりました。

「あそこは２フロアなんですよ。なかなか慣れなくて。」

料理をしながらでも、注文を受けながらでも五感を働かせてお店を俯瞰で把握できるワンフロアのお店とは勝手が違うというのです。

なかむらグループでいつも印象に残るのは「音が通る」こと。カジュアルでリラックスしたお店でありながら、食器のすれる音や、オーダーがキッチンに伝わる声がくっきり聞こえるのです。それはお店の方にとっても同じなのでしょう。目だけでなく、五感を働かせてお客さんの様子を頭に入れているのだと思います。

僕がやりたいのはこういうことです。スタッフが何人もいても、皆が畑の隅々まで把握し、そこで何が行われているのかを理解し、耳をすましている。そんな農園が理想です。人が把握できるモノの数には限界があるので、断捨離も必要です。今のメンバーにとっても理想のワンフロアのお店を模索してみたいと思います。