人生は処理の連続なのか?
06:13 29 8月
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しっかり睡眠を取って、すっきりした頭で考え事をする時間が朝に取れてありがたいです。夕方以降は、眠さと疲れで集中力が落ちていて、考え事には向きません。
なにしろこの時期は、毎年、作業の指示から、メールの返信から、子どもとの会話までもが「やっつけ」になってしまいがち。そんな自分にも辟易してさらに疲れます。もっとも、こんな気分そのものが、疲れから来るのかもしれませんが。
先日、大学の先輩のお嬢さんが、大学受験で農学部への進学を考えているということで、少しお話する機会がありました。取材なら、「本読んでね」で終わらせてしまうところですが、高校生が相手ではそうもいきません。
「農業に興味を持ったきっかけ」「子どもの頃の夢」など何回聞かれたか分からない質問にも、マジメに答えようとすると言い淀んでしまいます。これこれこうだと答えているけど、果たして本当にそうだったっけか? 適当に答えている内に記憶が書き換えられてしまっただけではなかったか? 正面から考えるのが億劫だから、笑いや皮肉に逃げているだけではないか?
いちいちつっかかってないで、チャッチャと捌いて行こうぜ、と普段は言っている自分ですが、果たしてそういう処理の積み重ねで豊かな人生はつくられるのだろうか、と考えてしまいました。
話の終わりに、横で聞いていた先輩に「お前、成長したな」と言われました。成績ビリでゼミに拾ってもらった自分が、経済のことを偉そうに語っていたことに気がつき、冷や汗が出ました。
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