かくかくしかじか
02:07 23 4月
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東村アキコの自伝漫画「かくかくしかじか」とても面白かったです。というか泣けました。
宮崎の田舎に生まれた要領のいい少女が、スパルタ先生にしごかれて絵の腕を磨かれていく様が正直に描かれています。若い頃の思い出と、それを現在の著者が評価するさまに他人事とは思えない親近感を覚えます。
僕の『小さくて強い農業をつくる』はまさにそんな本です。思い出したくもない若い頃のドヨーンとした自分を記憶の彼方からわざわざ引っ張りだし、ちゃんと追体験し、それに今の自分がダメ出しをする、ということを延々やりました。読んでくれた人なら分かると思いますが、それはそれはしんどい作業で、一夏やったらちょっとおかしくなりました(笑)。どうもあの辺りで自律神経が狂ってしまったようで、未だに落ち着いた自分を取り戻していないような気もします。
でも、そこをちゃんと総括しなければ、後進の育成などできるはずもありません。あと数年経ったらもう思い出せないから、昨年やるしかなかった。
興味のある方はぜひ1巻を手に取ってみてください。
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