久松農園オフィシャルサイト | 苦しい冬
久松農園(HISAMATSU FARM)筑波山と霞ヶ浦に挟まれた、茨城県南部の土浦市(旧新治村)で、1999年より有機農業を営んでいます。寒すぎず、暑すぎないこの地では、四季を通じて野菜を露地(屋外)で栽培することが出来ます。私たちは、季節の中で育まれる、年間50種類以上の野菜を、お客様に直接お届けしています。代表:久松達央
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苦しい冬

苦しい冬

12:37 28 10月 in Blog, News
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天候は安定してきましたが、9-10月という大事な時期に受けたダメージから立ち直っていません。今期は不作確定です。悪天候による生育不良は生育が遅れるだけで済んでいますが、コガネムシの食害は相当にひどいです。冬のメインの野菜であるダイコン、ハクサイ、キャベツなどは欠株や不良品が多く、数が足りません。この先期待できるのは、ニンジン、ネギ、サトイモ、12月以降の葉物くらいでしょうか。

 

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食害を受けて股割れがひどいダイコン。定植直後に根をやられて壊滅的な晩生のブロッコリー。


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なんとか形になっている葉物も、全ての株が根を一度切られています。写真のコマツナのように強い作物は復活しますが、根が弱いホウレンソウはダメです。

北関東の露地野菜は、秋冬の方が夏より安定しています。その分、計画通りきっちり作業をこなしていれば大外しすることはない、という慢心が自分にあったことは否めません。

「自然が相手」であることは紛れもない事実ですが、厳しい天命の時ほど尽くせる人事をちゃんと尽くしているかが問われる。否応なしに気が引き締まる、苦しい2016年の冬です。

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