現場に足を踏み入れられる事
06:21 09 12月
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11月の末に畑が今年度初の氷で覆われました。マナブです。
隣で野瀬が「あ“ーー!う“ーー!」と唸りながら寒さに耐えています。
ブロッコリーの上に乗った氷を振り落としながら、かじかむ指先をほぐしながら収穫していると、朝日が昇って一気に畑が水蒸気に包まれました。
暖冬気味で若干やわやわに育っていた野菜に、連日の雨で水分が多くなっている感じ、の所にこの寒さ。徐々に寒くなると野菜も準備できるのですが、過剰な水分と急激な冷え込みは野菜にもヒトにも厳しい。
最近大根が満タンに育った畑で大根を抜いていて、「現場に足踏み入れてる感」を久しぶりに感じました。
これは以前に勤めていたレンコンを栽培し、販売する会社に就職する前に抱いたピュアな感覚です。
れんこんはお腹くらいまで水に浸かって泥の中のれんこんを掘るのでで、外から見ると上半身しか見えず、両手も泥の中なので本当に外見は何をしているのか謎です。
一目見てその現場に足を踏み入れられない自分に気がつき。このままだときっと後悔すると直感した10年前の正月。
そして今、大根の畑でその感覚が蘇って来ました。
おそらく畑で働いていなければパッと見て何が植っているのかもわからず、畑に入ってもどのように収穫して良いか分からず、どれがいい大根かも分からないでしょう。
それはイヤだ。
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