久松農園オフィシャルサイト | 現場に足を踏み入れられる事
久松農園(HISAMATSU FARM)筑波山と霞ヶ浦に挟まれた、茨城県南部の土浦市(旧新治村)で、1999年より有機農業を営んでいます。寒すぎず、暑すぎないこの地では、四季を通じて野菜を露地(屋外)で栽培することが出来ます。私たちは、季節の中で育まれる、年間50種類以上の野菜を、お客様に直接お届けしています。代表:久松達央
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現場に足を踏み入れられる事

現場に足を踏み入れられる事

06:21 09 12月 in Blog
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11月の末に畑が今年度初の氷で覆われました。マナブです。
隣で野瀬が「あ“ーー!う“ーー!」と唸りながら寒さに耐えています。

ブロッコリーの上に乗った氷を振り落としながら、かじかむ指先をほぐしながら収穫していると、朝日が昇って一気に畑が水蒸気に包まれました。

暖冬気味で若干やわやわに育っていた野菜に、連日の雨で水分が多くなっている感じ、の所にこの寒さ。徐々に寒くなると野菜も準備できるのですが、過剰な水分と急激な冷え込みは野菜にもヒトにも厳しい。

最近大根が満タンに育った畑で大根を抜いていて、「現場に足踏み入れてる感」を久しぶりに感じました。

これは以前に勤めていたレンコンを栽培し、販売する会社に就職する前に抱いたピュアな感覚です。

れんこんはお腹くらいまで水に浸かって泥の中のれんこんを掘るのでで、外から見ると上半身しか見えず、両手も泥の中なので本当に外見は何をしているのか謎です。

一目見てその現場に足を踏み入れられない自分に気がつき。このままだときっと後悔すると直感した10年前の正月。

そして今、大根の畑でその感覚が蘇って来ました。

おそらく畑で働いていなければパッと見て何が植っているのかもわからず、畑に入ってもどのように収穫して良いか分からず、どれがいい大根かも分からないでしょう。

それはイヤだ。

現場が好きだ。そこでチームで働く自分が好きだ。寒いのはイヤだ。

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