久松農園オフィシャルサイト | 「センス」とは「ひな形化」なのかもしれない⑥
久松農園(HISAMATSU FARM)筑波山と霞ヶ浦に挟まれた、茨城県南部の土浦市(旧新治村)で、1999年より有機農業を営んでいます。寒すぎず、暑すぎないこの地では、四季を通じて野菜を露地(屋外)で栽培することが出来ます。私たちは、季節の中で育まれる、年間50種類以上の野菜を、お客様に直接お届けしています。代表:久松達央
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「センス」とは「ひな形化」なのかもしれない⑥

「センス」とは「ひな形化」なのかもしれない⑥

06:55 16 3月 in Blog
1 Comment

ある仕事にセンスがある人は、その対象を大好きな人なのでしょうか?僕はちょっと違うのではないかと思っています。

保育士になりたい人の多くは、その理由を「子供が好きだから」と答えます。実際に保育士の先生を見ていると、確かに子供が嫌いな人は少ないですが、親が我が子を好きというのとちょっと違うようです。子供の扱いが上手ですね、という話をすると、皆さん一様に「自分の子供にはできない」と言います。我慢強くやさしく子供たちを誘導している先生が、自分の子供には「何モタモタしてんの!」と怒ってしまう、と。客観的にはなれないようです。

もっと面白かった話は、たまに家で「先生テク」を使ってしまって、ハッとすると。怒らず、ある意味で淡々と子と向き合う技術は育児本が推奨しているのに母親の多くが出来ないことです。でも、それを出来てしまう先生はよしとはしていないのです。

仕事というのは多かれ少なかれ「やっつける」ものです。対象に無限の愛を感じていたらチャッチャとできるわけがない。逆に、とても好きなものはやっつけられないので、仕事にすべきではないのかもしれません。

好きこそものの上手なれ、のことわざの意味は誰でも分かりますが、「好き」の中身に種類があることを認識する必要がありそうです。センスのある人というのは、対象を心から大好きな人ではないのではないか、そんな気がしています。

1Comment
  • またいち 07:06h, 16 3月 返信

    そう 思います

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