セブンナーサリー見学!
スタッフのボンズです。
2月6日金曜日
久松農園の苗を仕立てていただいているセブンナーサリーさんへ見学にいってまいりました。
僕は去年に続き2回目の見学。
といっても去年は苗の引き取りに行った程度だったのでじっくり見学させていたくのは今回がはじめて。
久松農園では何年か前から育苗の一部分をこのセブンナーサリーさんにお願いしています。
育苗をお願いする分、畑に集中して作物管理の質、効率をあげています。
なかなか育苗の現場に触れる機会はないのでとても貴重な時間となりました。
畑スタッフ一同、育苗のプロのお話を一言一句逃さないよう聞き入ってます!
まず最初に見せていただいたのは播種する所。種まきの様子です。
残念ながらこの日は種まきの作業は見れませんでしたが設備を見せていただきました。
使っている倍土はどんなもので、どうしてその土を使っているのか、特徴や生育管理の話まで伺いました。
黄色いボックスの写真は発芽機といって種を蒔いたあとこのボックスに入れて発芽を促します。
ボックスに入れてからは大体2〜3日で発芽をします。
発芽したら次はこちらへ。
日差しが気持ちいいハウスへ移動します。
ずら〜っと並んだかわいい苗たちは見ているだけでテンションが上がります。
置いてある苗の南側はやっぱり乾きやすく小さくなりやすいので
成長に差が出てきたら苗を回して南側の面をローテーションしてくれています。
細かい管理のおかげでキレイな苗が仕上がっています!
次に向かったのは接ぎ木苗のハウス。
こちらではパートさんが実際に接ぎ木苗を作っているところを見学させていただきました!
細かい手作業の仕事を拝見させていただきました。
久松農園では接ぎ木苗は使っていないですし、やった事もありません。
僕自身店頭で売られているものしか見た事がなかったので
こうやって実際にやっているところを見るのはとても新鮮で勉強になります。
切ってくっつけての繰り返し…
ひたすら黙々と作業をされているスタッフの方々。
僕はきっと1時間でギブアップでしょう笑
一通り現場を見せていただき、当たり前ですが、すごく細かい管理をされているなという印象でした。
この時期の育苗は夜は寒く、昼間は暑くなり温度管理がすごく難しい季節です。
ちょっとの管理ミスが命取りになることもあります。
自社だけじゃなく苗を待ってるお客さんの損失にも繋がると考えただけでもすごく責任のある仕事だと思います。
金さんのお話を聞いていて印象に残ったのは
お客様からの指摘は一番勉強になるという事。
自分が良いと思ってもお客さんにとってはベストな仕上がりじゃなかったりすることもあるといいます。
そんなとき、次こそは絶対に良い苗を作ってやる!と気合いが入るそうです。
また、苗の状態が良くなかったり、ちょっと温度が暑かったり寒かったりしたときに苗をみてかわいそうだと思う。
と言っていたのも印象に残りました。
僕らもそうですが、野菜作りはただ暑くなったら換気をして寒くなったら保温をしてという機械的な作業では良いものは出来ないと思います。
もちろんある程度の目安は必要ですが、野菜の事を勉強して作物の状態を見て野菜たちが何を求めているのかを考えなくては美味しいものは出来ないとおもいます。というか、そもそも農業がつまらなくなると思います。
金さんはじめ、セブンナーサリーのみなさまもこういう気持ちで苗を仕立てていただいていると思うとすごく嬉しく思いますし、
気持ちのこもった苗を無駄にしないように僕らの作業にも気合いが入ります。
今回、お忙しい時期にも関わらず時間を作ってくださった金さん
とても勉強になる有意義な時間をすごす事が出来ました。
本当にありがとうございました。
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