飲食店訪問記 恵比寿 焼き貝 あこや
「貝と野菜の取っ組み合い」
貝の料理人として知る人ぞ知る延田然圭さん。
お世話になっている酒屋さんのご紹介で畑に来て頂いて以来、久松農園もおつきあいさせて頂いています。貝は足が早いため、とても扱いにくい食材だそうです。その点、ご紹介者も太鼓判を押す第一人者の延田さんが、高円寺、鶯谷に続いて恵比寿で2013年末に出した貝料理専門店が、焼き貝あこやです。
行ってみると、駅から近くてびっくり。新築ビルの1Fです。
幅のあるカウンターに座ると、いろいろな種類の貝が次々と目の前で料理されています。お料理もバラエティー豊かで、どこから球が飛んでくるか分からない感じ。この日は2軒目だったのですが、モリモリ頂き、クイクイ飲んでしまいました。締めの蕎麦もうまかったー。
畑でお話ししたときから、パンチのある野菜、変わった野菜がお好きなのが分かったので、ワイルド系を中心に使って頂いています。どんな風に使って下さっているのか興味津々でしたが、頂いてみて本当に納得しました。
貝に野菜をぶつけている
そんな印象です。貝は旨みも強いし、個性はあるし、 「強い」食材だと思います。合わせるお酒もヤワではありません。そんな中で野菜だけおとなしくていいはずがありません。むしろ、もっと変化球でもいいんだ、と考えさせられました。あの雰囲気をイメージしながら、また勝負に伺いたいと思います。
余談ですが、以前にお会いしたときに「ウチは俺が右向けって言ったらスタッフ全員右向きますよ」とおっしゃっていましたが、ピリッと張り詰めた空気の中、店の隅々にまで目を光らせる延田さんの動きに、皆が集中しているという雰囲気ビンビンでした。
また伺わせて下さい。
恵比寿 焼き貝 あこや
http://tabelog.com/tokyo/A1303/A130302/13165000/
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