描け!
12:10 28 1月
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地頭がよくないとできないような抽象度の高い思考が必要とされる場面は相対的には少なく、労働時間の大半はやっつけ仕事に費やされるのではないでしょうか?
大きな組織や役所では、ごく当たり前の人が当たり前に処理できればちゃんと仕事が回っていくように仕組みが出来上がっています。それでも中には、マニュアルに沿って単純に処理するだけの仕事ができない人が一定割合存在します。滅多に起きないので、周りもそんな問題が起きていることに気づかない。誰の周りにもそんな人がたまにいませんか?
いわゆる事務処理能力は「筋力」だと僕は思っています。頭の良し悪しというような本質的なことが原因なのではなく、10代20代でどれだけやっつけ処理のトレーニングを積んだか、という習慣の問題です。
東村アキコの自伝漫画「かくかくしかじか」の中で、師匠から「描け!」と言われてデッサンを死ぬほどやらされる若い日々が描かれています。これはどの世界でも同じ。そして、物理的にも若いうちにしか出来ないことなのです。
筋トレの最中にある若い人たちは苦しいかもしれませんが、練習は裏切らないことが20年後に分かると思います。
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