作物を”見る”
12:58 17 3月
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日曜の朝、1人で農場や育苗ハウスを見回ります。平日とは違うゆったりした気持ちで作物を眺めたり苗をいじったりすると、普段のバタバタの中では見えないいろいろな物が見えてきます。
「人は見たい物だけを見、聞きたい物だけを聞く」と言われる通り、人間は目に映ったありのままの現在を見ているわけではありません。ヒトの脳は、重要だと思った物しか認識できないからです。腹ぺこでレストランに向かうときは道ばたの美しい花など目もくれませんが、満腹で店を出るとそれが目に留まったりします。視界に入っている=見ているではないんですね。
もちろん、毎朝1時間も2時間も苗を愛でているようでは仕事になりませんが、生きている物をただ愛おしく思う気持ちを思い出しながらやっていきたいです。
まぁもっと言えば、一生懸命生きているからこそ必然的に生じる自分の認識のブレや幅そのものを楽しんでいたい、という感じでしょうか。
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