「野菜の高騰が家計を直撃」のウソ(2010.4.18の記事再掲)
04:37 09 9月
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キャベツ、白菜が暴落して話題になっているようだが、野菜の価格に関して2年前に書いた記事を再掲。消費者って野菜にお金かけてないから家計には影響ないよ、って話。
http://kazedayori107.seesaa.net/article/146944956.html
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生産者は、作りすぎて自己責任で潰す分には問題ありませんが、指定産地というのは補助金で補償される制度になっているので問題だと思います。消費者の皆さんは、野菜が安い時に畑で潰したり、高い時に出荷時期をずらしたりすることに税金が使われている事をご存知でしょうか?
そもそも今の時代に、食料確保のために国が予算を使うなどという制度が必要だとは僕には思えません。ニーズがあれば事業者は対応します。公共機関がそこに手を出すというのは非効率でしかもビジネスの邪魔です。
無計画に生産して、その調整を価格のみで行うのは全く馬鹿げています。トヨタ方式をはじめ、製造業全体が売れる量だけをつくるということにどれだけ神経を払っているか、を考えると農業の遅れを感じざるを得ません。
はじめまして!松永和紀さんが久松さんのことを書いておられたのを読んで以来、時々、こちらにお邪魔しています。そうだよそうだよ、と共感することがたくさんで、(有機)農業者に久松さんのような方がおられることに希望を持っています。本日、行政(県)関係のある会議で農業者から、「この県は、以前は園芸品目をたくさんつくってたくさん売っていて農業県としても上位に位置していたが、最近は売れなくなって経営が苦しくなった。県はお金をかけてテコ入れをして、なんとか以前のように売れるように、また順位も上げるようにするべきだ」との発言があり、なんだか悲しくなりました。私自身は一消費者ですが、この手の考え方が、依然として農業者の中には根強く残っているのを感じて、釈然としないものがありました。今日の久松さんのブログの記事を読ませていただいて、これだったんだ、と思い至り、コメントさせていただきました。これからも、楽しみに読ませていただきます。
やまの様コメントありがとうございます。どの業界にもそういう方はいらっしゃいますね。行政も声の大きい人の意見を聞かざるを得ないので大変でしょうね。人は過去の成功体験からそうそう抜けられるものではないので、時代に着いて行くのは本当に難しいと思います。自分は農業全体のために仕事をしているわけではないので偉そうな事は言えませんが、農業は人生を掛けて取り組む甲斐のある、面白い仕事だと思っています。またコメント下さい。