久松農園オフィシャルサイト | 【農業を教えるということ ②質問にどう答えるか】
久松農園(HISAMATSU FARM)筑波山と霞ヶ浦に挟まれた、茨城県南部の土浦市(旧新治村)で、1999年より有機農業を営んでいます。寒すぎず、暑すぎないこの地では、四季を通じて野菜を露地(屋外)で栽培することが出来ます。私たちは、季節の中で育まれる、年間50種類以上の野菜を、お客様に直接お届けしています。代表:久松達央
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【農業を教えるということ ②質問にどう答えるか】

【農業を教えるということ ②質問にどう答えるか】

06:28 05 10月 in Blog
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今朝は12℃まで落ち込んで、さすがに半袖ではいられなくなりました。

若手から質問を受けた時、はっきり答える場合と答えない場合があります。
その時の気分にもよりますが、簡単に言えば、いい質問で、かつ相手が答えを欲しがっている時ほど明快に答えません。わざわざ答えないようにしているわけではなく、論点がいくつもあって面白い、ということをつい言ってしまうわけです。

質問者としては、シンプルな答えが欲しいだけで、「論じどころ」を語って欲しいわけではないので、煙に巻かれたように感じるかもしれません。しかし、答えを欲している時は、それだけ思い入れがあるということなので、響きやすい時でもあるのです。

僕自身も、考えても分からないことを他の人に聞くことがよくあります。いてもたってもいられず、電話したりメールをしたりします。バシッと答えをもらえてすっきりすることもありますが、十中八九は、おねだりしたエサがもらえず、モヤモヤしたまま電話を切り、また考え込むことになります。

後から思うと、そういうモヤモヤの積み重ねが、思考に厚みをもたらし、人を成長させるのだろうと思います。それは遠回りで時間がかかることですが、結局自分はそれが好きなんだなと感じています。

ちなみに言っておくと、仕事中の99%は上に述べたような好好爺の校長先生のように考えているわけではなく、「てめーら、ごちゃごちゃ言ってねーでチャッチャと目の前の事をこなしやがれ」と言っています。残念。

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