若い農業者を応援したい
13:52 25 7月
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『小さくて強い農業』を主張している以上、これから入ってくる人達の背中を押す仕事をもっと増やしたい。僕自身、あるいは久松農園自体にまだまだ課題があり、成功したとは到底言えないが、いい加減新人面もしていられない。
よく言われるように、農業に興味を持つ若者は実は多い。公的な支援制度も他産業に比べて充実している。しかし、その多くは失敗に終わるか、「鳴かず飛ばず」から抜け出られない。それにはやはり何か理由がある。
成功とは金儲けのことではない。一番大切なのは継続すること。時代に寄り添ってやりたいことを実現し、自分のスタイルを確立し、次の人にバトンを渡す。絶え間なく押し寄せる困難に負けることなく、それを続けられる人が増えなければ、業界全体も強くならない。
人は誰もオリジナルな特徴を持っている。言いかえれば、人は誰もいびつな存在である。一人の力でできることは限られている。状況に応じて人とつながり、人を巻き込む核となる存在。そういう人が学び磨かれる場が提供できたらと強く思う。
僕は栽培においても経営においても突出した力は何も持っていない。世に貢献できることがあるとすれば、そういう熱い思いを持った人達の結節点になることだろうと思っている。センスもガッツもないことを公言している僕でも出来るのだから、躊躇する理由はないはずだ。やれるかどうかではない。やるかどうかだ。
これから、いろいろな人の力を借りながら、これからの農業者の修業の場を提供したいと思っている。興味のある人は門を叩いて欲しい。
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