多品種少量生産ってどうなの?
20:17 26 9月
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昨日蒔いた葉物で、この畑は完全に埋まりました。8反歩ほとんど全部アブラナ科。
と言っても少量多品目なので、キャベツ、ブロッコリー、カリフラワー、スティックセニョール、小松菜、水菜、かぶなどがひしめいております。品種、播種期もずれるのでこの畑だけで作型で言うと40近くあります。よい子の皆さんは真似しないようにして下さい。形だけ真似しても、いい物も出来ないし、全くお金になりません(笑)。
有機農業の先達が金科玉条のごとく語っている多品種少量生産という方法論は必ずしも合理的ではないと自分は思っています。控えめに言っても、全ての人・すべての条件に当てはまるやり方ではない。
ストーリーとしては美しいが、栽培上も・販売上も大きな制約を受けるこのやり方がどれだけ小規模有機農業者の経営的なハードルを高くしているかは実践している人間なら誰でも気づいている事です。喩えるなら、古い柔道界のおっさん達が「柔道は一本勝ち!」とか言ってるうちに競技としてのJUDOでは世界に追いつき追い越されてる現状に似ているでしょうか。一方でそれに対して「上が変われ」みたいな意見にもまた賛成できません。だまされた自分の責任は自分で取らないと。既得権に溺れてファンタジーの世界に生きている重鎮が変わる事を期待するのではなく、若い世代が新しい方法で成功する事が唯一の生き残りの道だと思います。鎖を断ち切って先へ進んで下さい。
僕ですか?方法論を一から変えるには手遅れなので、逆手に取っていろいろ考えてます。
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