久松農園オフィシャルサイト | 春の葉物
久松農園(HISAMATSU FARM)筑波山と霞ヶ浦に挟まれた、茨城県南部の土浦市(旧新治村)で、1999年より有機農業を営んでいます。寒すぎず、暑すぎないこの地では、四季を通じて野菜を露地(屋外)で栽培することが出来ます。私たちは、季節の中で育まれる、年間50種類以上の野菜を、お客様に直接お届けしています。代表:久松達央
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春の葉物

春の葉物

18:37 03 5月 in Blog
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マナブです。果菜類のトマトやズッキーニ一に果実がつき始め、日中の気温も高くなって来てトマトの枝葉が擦れた香りがそう遠くはない夏を想わせます。
実がついてから収穫までに、トマトは40日から60日くらいかかるのがセオリーなのですが、みなさんにお届けしている野菜の中でその対極に当たるのが葉物(ほうれん草、小松菜、カラシナetc..)です。雨が降って春の陽気なら、1週間で急激に大きくなったりして驚かされます。
葉物はトンネル用の支柱を設置せずに、薄い衣のような不織布を種まきしたベットにベタッとかける「べたがけ」管理で温度をかけて発芽と生育を促します。ある程度の大きさまでは被覆資材をかけたままで管理します。葉物が大きくなるにつれて「べたがけ」が膨らんで立体的になっていきます。冬は寒さ対策のためかけっぱなしだった被覆も、暖かくなってくると収穫開始の6~10日前には剥がして風に当てて仕上げます。この「仕上げます」の意味が初めはよく分からなかったのですが、確かに剥がした葉物と剥がしていない葉物は収穫していて感じが違います。
具体的には被覆していた時よりも軸が太くしっかりして、葉っぱに厚みがあり、ゴワッとして来ます。露地の環境で風に吹かれると、作物もその環境に順応して分厚くなったり太くなったりするようです。
「春の野菜は甘すぎなくて好きだ」と、よく農場長が話してくれるのですが、先日春のほうれん草を食べてみて納得。冬は野菜自身凍らないように光合成で貯めたデンプンを糖化させるので甘みが増す野菜が多いのですが、春の野菜はおそらくその必要がないので、甘みは冬より劣りますが、その野菜本来の味が楽しめる貴重な時期なのかもしれません。ゴワっとした春の野菜、ぜひお楽しみください!

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