安井至先生の書評
22:05 09 11月
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環境学の権威、安井至先生の『キレイゴトぬきの農業論』の書評です。
こちら
先生らしいレビューです。
個人的に2つの意味で非常に感慨深いです。
1つ目は、学生の頃から環境問題をテーマにしてきた自分にとって安井先生は神のような存在です。僕自身、安井先生の超俯瞰・超長期の思考の影響をモロに受けています。読む人が読めば分かると思いますが、『キレイゴトぬきの農業論』にも随所に安井先生の影響が見え隠れしています。
2つ目の感慨は、震災のホーシャノー騒ぎで、合理的とは思えない消費者のパニックが起きた時、普段は楽観的な僕もさすがに「自分の考え方は世間と大きくずれているのではないか?」と自信を失いかけました。その年の夏に参加した、安井先生と 細田衛士先生のエコプレミアムシンポジウムで、冷静な議論に触れることができ、騒ぎがあっても「知は機能している。僕は間違っていない」と確認できました。「この人達がいる限り、日本はダメにならない。自分も頑張ろう」と思えたのはこのシンポジウムのお陰です。なので、今回の出版で少しでも”知”に貢献できたことは喜びですし、安井先生ご自身から書評を書いてもらえた事はご褒美だと受け止めます。
ぜひご一読下さい。
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