久松農園オフィシャルサイト | 2015-11-28 野菜セット
久松農園(HISAMATSU FARM)筑波山と霞ヶ浦に挟まれた、茨城県南部の土浦市(旧新治村)で、1999年より有機農業を営んでいます。寒すぎず、暑すぎないこの地では、四季を通じて野菜を露地(屋外)で栽培することが出来ます。私たちは、季節の中で育まれる、年間50種類以上の野菜を、お客様に直接お届けしています。代表:久松達央
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2015-11-28 野菜セット

2015-11-28 野菜セット

18:43 28 11月 in Blog
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大根  里芋  カリフラワー  ブロッコリー or 人参

リーフロメインレタス  かぶ  ほうれん草  春菊

 ※ Lセットは キャベツ、小松菜 が追加されます

✦カリフラワー: サラダや炒め物、ポタージュに。生食にも向きます。

✦ブロッコリー: ブロッコリーの一番美味しい部位は茎!長めにつけています。硬い部分も皮をむいて煮込むといい味が出ます。

✦リーフロメインレタス: 葉肉しっかり、シャキシャキのレタス。サラダの他、炒めにもいいです。

✦ほうれん草: 葉色が淡くて味がとても良いほうれん草です。葉がやわらかく、おひたしに向いています。

✦春菊: くせがなく、香りが良いです。採り始めに比べると少しかたくなってきているので、サラダよりも、お浸しや鍋など加熱調理がおすすめです。

✦キャベツ: 葉肉の厚い、冬の品種に移りました。煮崩れしにくく、煮込んでも美味しいです。

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久松農園で秋冬に育てているほうれん草の品種は、東洋種の血が強く、葉色が淡く、アクが少なくて食べやすく、味の良さが特徴の、昔ながらのほうれん草です。
甘みがあり、かみ締めるとジワジワうまみが出てきます。お店で売られているほうれん草は緑色の濃い品種が多いので、それに比べると久松農園のほうれん草は色が悪いように思われることもあるのですが、色の薄さはもともとなのでご心配なく。

ほうれん草の原産地は中央アジアで、そこから西洋に伝播した西洋種と、シルクロードを通って中国に伝わり、 日本に入ってきた東洋種の2つの系統があります。
現在は両者を掛け合わせた交配種が一般的に出回っています。

東洋種は、根の赤色が濃く、葉の切れ込みが深く、葉肉が薄めでやわらかく、色も薄く、アクが少なくて甘味が あるのが特徴です。おひたしに向いています。サッとゆでて食べやすいところが食文化にマッチし、東洋でこのようなタイプが好まれたと考えられます。
西洋種は、根の色は薄く、葉肉が厚く大きく、軸が太め。アクや渋味は強めで、かための食感が特徴です。炒める などしっかり加熱してもくずれにくく、西洋ではこのようなタイプが発達したようです。

現在ほうれん草の品種改良では、主に次のような点が重視されているそうです。
・まず色が濃いこと(薄い色のものは鮮度が悪いと思われてしまうことが多いため)。
・収量を多くするために、葉が厚くて大きいもの。
・収穫しやすいように、軸が立って掴みやすく折れにくいこと。

色が薄い東洋種は日本人好みの味でしたが、西洋種の血を入れて色を濃く、葉を厚く、軸を太く改良することによって、食味は東洋種とは違ってくるというマイナス面もあるようです。

ウチで使っている品種は、最近のトレンドからは外れた品種と言えるかもしれませんが、それでも当面はかたくなにこの品種を使っていくことになるでしょう。

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