久松農園オフィシャルサイト | 時間は未来から過去に向かって流れている
久松農園(HISAMATSU FARM)筑波山と霞ヶ浦に挟まれた、茨城県南部の土浦市(旧新治村)で、1999年より有機農業を営んでいます。寒すぎず、暑すぎないこの地では、四季を通じて野菜を露地(屋外)で栽培することが出来ます。私たちは、季節の中で育まれる、年間50種類以上の野菜を、お客様に直接お届けしています。代表:久松達央
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時間は未来から過去に向かって流れている

時間は未来から過去に向かって流れている

20:56 28 7月 in Blog
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小さくて強い農業をつくる』にも出てくる、時間は未来から過去に向かって流れている、ということについて書いてみる。

・過去を規定しているのは未来の出来事

「7日前にニンジンのタネを蒔いたが、雨が降らなかったので発芽しなかった。」という現象があったとする。タネは無駄になり、蒔き直さなければならない。「あの日に蒔いたのは失敗だ」と嘆く。一方、もしタネを蒔いた翌日に雨が降り、しっかり芽が出たとする。すると、「あの日に蒔いておいて正解だった!」と喜ぶ。すなわち、種蒔きという行為が正しかったか正しくなかったかを決めるのは、未来に降る雨である。未来が過去を規定しているのだ。

・原因が未来で、結果が過去
私たちは、過去の出来事が原因で未来が決まる、と思いがちだ。「あの時にああ言ったから、彼女にフラれた」「英語の勉強をしなかったから、出世しなかった」そう思って、過去を悔やむ。
しかし上の例を見れば、「タネを蒔いたから、雨が降らず、失敗に終わった」とは誰も思わない。「雨が降らなかったから、タネ蒔きが失敗だった」という因果関係しか考えられない。つまり、原因が未来で、結果が過去なのである。

・過去は変えられないが、未来は変えられる
前項でフラれた彼氏くんが、その後ずっと寂しい生活を送れば、「あの時のあの一言で俺の人生が。。」と悔やみ続ける。一方で、新しい彼女ができた途端に、「あの時前の彼女と別れられたおかげで、素敵な人に出会うことが出来た」という解釈になる。

  • 過去が未来を決める
  • 未来が過去を決める

どちらが真実なのかは僕にもよく分からない。しかしハッキリしていることがある。過去は変えられないが、未来は変えられる。

終わりよければ、すべてよし。という言葉があるが、過去にやったこと、今起きていることの意味は、未来で決まる。こう思うと、少し気が楽にならないだろうか。

時間は未来から過去に向かって流れているのだ。

ボブディランの言葉を借りると、こういう言い方になる。

Don’t think twice, it’s all right.

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